ライフシフトプラットフォームには多彩なバックボーンを持つ人が集まっています。 そういったメンバーたちが集まり、様々な分野に多様な価値観を結集させた提案ができることもライフシフトプラットフォームの強みの一つです。 このような新しい価値観を提供するプロジェクトグループの一つが、不動産ビジネスグループです。 不動産ビジネスグループには不動産サービスのプロフェッショナルであるJLL(ジョーンズ ラング ラサール)株式会社に籍を置く佐藤俊朗さんをメンバーに迎え、メーカー、メディア、広告などのバックボーンを持つメンバーが集まっており、今日のオフィス環境が人材の確保・獲得のための有効な投資対象と捉えることの有益性とその具体的なソリューションを提案できるプログラムを「居場所づくりプロジェクト」として構築しています。
2024.08.05
これからのオフィスに求められる新たな価値観の提供
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ライフシフトプラットフォームには多彩なバックボーンを持つ人が集まっています。 そういったメンバーたちが集まり、様々な分野に多様な価値観を結集させた提案ができることもライフシフトプラットフォームの強みの一つです。 このような新しい価値観を提供するプロジェクトグループの一つが、不動産ビジネスグループです。 不動産ビジネスグループには不動産サービスのプロフェッショナルであるJLL(ジョーンズ ラング ラサール)株式会社に籍を置く佐藤俊朗さんをメンバーに迎え、メーカー、メディア、広告などのバックボーンを持つメンバーが集まっており、今日のオフィス環境が人材の確保・獲得のための有効な投資対象と捉えることの有益性とその具体的なソリューションを提案できるプログラムを「居場所づくりプロジェクト」として構築しています。
今日のオフィス不動産のマーケットは、コロナ禍を経ての働く場所を選ばないワークスタイルの浸透もあり、世界的に見ても大きなターニングポイントを迎えています。日本でもコロナ前には東京を筆頭に、大阪・名古屋・福岡などの大都市ではいわゆるAクラスと言われる立地も含めたハイクオリティのオフィスビルでは空室率が1%程度というなかなか空きが出てこない状況だったところが、今日では空室率が7~8%という空前の数値となっており、明らかな買い手市場となっています。 一方の買い手である企業側にとっては、オフィスは企業として無くすことのできない多額のコストがかかるインフラである一方でリモートワークの浸透などによって必要面積は縮小しています。 このような状況下ゆえに、オフィス不動産は短期的に大きな動きが起こり得るマーケットなのです。 また、人材の市場に目を向けると、学生が就職先を選ぶ際の判断基準の一つとしてオフィス環境の重要性が市場調査の結果などからも明らかになってきており、企業側も採用活動に直結する要素の一つとしてのオフィス環境に目を向け始めています。 また、リモートワークの浸透に伴い、オフィスワーカーもリモートワークを活用した自由度の高い働き方を望む傾向が強まっています。と同時に従業員同士のコミュニケーションの重要性に対する認識は決して下がってはいません。このような環境下で有益なコミュニケーションを誘発する上でも能動的に集まり、語り合えるオフィス環境のニーズは高まっているのです。
こうした環境要因と働く人々の意識やニーズの変化を鑑み、企業にとってのオフィスを、従来の必要不可欠なコスト部門という位置づけから、優秀な人材の確保やそれに基づくイノベーションと生産性の向上を生み出す投資領域の一つという位置づけに変換するべきであるという考え方が、居場所づくりプロジェクトの根幹となっているのです。 では、ライフシフトプラットフォームの不動産ビジネスグループがなぜ優秀な人材の確保とそれに基づくイノベーションや生産性の向上を生み出すための投資に資する良質なコミュニケーションを生み出せるオフィス環境を提案できるのか?佐藤さんはこの点を「今日のオフィスにはエンターテイメントやクリエイティブの要素が必要になってきていると強く実感している。しかしハードを生み出すことを生業としてきた不動産業界の中に居た人だけではこの領域に踏み込むには限界がある。そこに、このエンターテイメントやクリエイティブといった領域に明るいメンバーとプロジェクトを組むことでソフトも伴う提案が可能になる」と語ります。 一つのコンセプトをハードにもソフトにもそれぞれのプロフェッショナルたちによる知見の結集により一気通貫で落とし込むことでシナジー効果を生み出せる、それがライフシフトプラットフォームならではの特長なのです。 そしてこの提案で最も重要な要素が「そこで働くビジネスマンをワクワクさせられることである」と佐藤さんは指摘します。そこで働く社員にワクワクを提供できて、結果として社員たちが能動的に集まってくるオフィス環境を実現させられるプランの提案となれば、オフィスを人材のための投資と位置づけることへの経営層・総務をはじめとするオフィス管轄部署の理解・共感を求めやすくなるのです。
また、こうした居場所づくりというコンセプトやワクワク感の提供という考え方は働く人たちにとって共通のモチベーションを高め得る価値観となります。したがって居場所づくりの考え方は例えば工場や倉庫など、オフィス以外の職場環境への投資においても当てはまるのです。ライフシフトプラットフォームの不動産ビジネスグループには、メーカーをバックボーンに持つメンバーも所属しており、「居場所づくり」のコンセプトをどのような職場環境にも落とし込める知見も有しているのです。
このように、多彩なバックボーンを持つ人たちが集い、お互いのプロフェッショナルとしての知見のコラボレーションによって、それぞれの領域になかった付加価値の提供や、新たな価値観の構築が至る領域で起こっているのがライフシフトプラットフォームという組織の特長です。そして、こうしたコラボレーションなどを通じた新たな仲間づくり、ネットワークの形成が行われています。佐藤さんもこうした異なるバックボーンを持つ新しい仲間たちとの繋がりこそがライフシフトプラットフォームの価値であると語っています。
ライター河合洋一