2023.12.12
静岡県で最も人口が少ない「松崎町」の地域活性に向け、地元企業協力のもと都会と地方の子どもたちが自然体験を通じて、地域の現状や文化に触れる教育イベント「自然の恵みを『いただきます!』プロジェクト」を開催
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ミドルシニア人材の活躍を支援する「ライフシフトプラットフォーム(LSP)」を運営するニューホライズンコレクティブ合同会社(東京都人形町、代表:山口裕二・野澤友宏、以下:NH)は、「自然の恵みを『いただきます!』プロジェクト」の第一弾として、静岡県で最も人口が少ない松崎町と、東京人形町にて、都会・地域の子どもに向け自然体験や交流を通してモノの大切さや自然の恵みについて学ぶ、教育を目的としたイベントを開催しました。 ▼プレスリリース https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000030.000080370.html 「自然の恵みを『いただきます!』プロジェクト」について 開催概要 日程 :(静岡・松崎町)2023年10月21日、22日、(東京・人形町)11月25日、26日 運営 :伊豆まつざき「自然の恵みをいただきます!」プロジェクト実行委員会 委員会委員長 里山Base 神健一(ライフシフトプラットフォームメンバー) 委員会副委員長 松崎町教育委員会 教育長 平馬誠二 対象 :都会と松崎町の小学1年生~4年生(親御さん同伴)。最少6組で実施、最大12組まで 協力 :丸高ティーティー株式会社、松崎稲作塾、きかくのがっこう、松崎木工塾、株式会社伊豆バス、うなぎ 三好 「自然の恵みを『いただきます!』プロジェクト」企画の経緯 本プロジェクトは、幼少期における地域特有の文化や魅力を体験する機会を通じ、日常から普段目や口にしているものが自然から作られ、時間や工程をかけできることを理解し、モノを大切にしたり愛着を持てる人としての成長を促すことを目的としています。またプログラムの一環である「きかくのがっこう」を通じて、単に知識や情報を知っているということではなく、変わりゆく時代の中で、自ら考え、自ら動き、他者を巻き込みながら、自分ならではの新しい正解を作っていく 企画 の力を養います。 現代社会は昔に比べて、グローバル化やデジタル化が進み、大人だけでなく子供もたくさんの情報を処理する時代になりました。情報量が溢れている現代において、なぜ「いただきます」と言うかの意味を答えられない子どもたちも多くいると言われています。そのような子どもたちが、自然の恵みにふれることでそこに関与する人々や、自然に感謝できる体験の場を用意しました。企業や自治体の皆さまにもご協力いただきながら都会、地域の文化の魅力を楽しんでいただけるプログラムとなっています。今後ますます自治体や都会の小学校と連携し、プロジェクト拡大を目指すことで多くの子どもたちがこのような経験ができるよう取り組んでまいります。 松崎町・東京人形町での実施内容 日の10月21日(土)は、地域の魅力を知っていただくために、耕作放棄地を減らし、美しい田園風景の復活を目的として活動している松崎稲作塾の協力の元、「NH田んぼ」にて、稲刈り体験を実施。「自分で自分の食べるお米を」手動で刈る体験を通して大変さを実感したあと、農機を使っての稲刈りも体験。夜には現地の方と、地元の名産物などをいただきながら交流しました。 「NH田んぼ」プロジェクト参考リリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000027.000080370.html 翌日22日(日)には西伊豆地域で、林業・農業の分野から環境保全と持続可能で豊かな社会の実現を目指している丸高ティーティーの協力で、木こり体験を実施しました。静岡県の件度に占める森林率は64%、西伊豆地域の森林率は87%と高い数値となっています。このような自然豊かな場で、古くから存在するものには木から作られていることが多いということや、どのように木が伐採されているかについて学びました。また実際にのこぎりを使い自らの手で木の伐採も経験しました。 その後、元広告会社プロデューサーでありライフシフトプラットフォームメンバーの山同氏が立ち上げた「きかくのがっこう」の授業を子どもたちに提供。今後が不確実なVUCA時代、より一層求められるのは、単に知識や情報を知っているということではなく、変わりゆく時代の中で、自ら考え、自ら動き、他者を巻き込みながら、自分ならではの新しい正解を作る「企画」を養うことが重要と考えます。「雨の日が楽しくなるには?」など、正解がないことに対して子どもたちなりの答えを出していただく内容に子どもたちからも積極的な発言が見られ、親へのプレゼンテーションなども実施しました。 きかくのがっこう 詳細:https://kikakunogakkou.studio.site/ 11月25日(土)は東京人形町にあるうなぎ三好で職場体験。 生きている状態のうなぎを捌く様子に子供たちは興味津々。いろいろな質問がでました。 2回目の「きかくのがっこう」も実施。2回目ということで、発言することに積極的な様子も見られ、考えることがアイデアを考え表現することが楽しかったという感想が、子どもたちから次々あがりました。中には、将来の夢やなりたい職業を語り始める子どもなどもいて、多いに盛り上がった授業となりました。 翌日26日(日)には、東京、人形町にて松崎木工塾の協力の元、松崎町で伐採した木を使ってお箸作りを体験。その後、松崎町で収穫したもち米をつかって餅つきをし、全国でも栽培者が少ない希少な緑米から作られたできたてのお餅を、作ったお箸を使っていただきました。子どもたちが、自分が普段から食べているものがどんな場所で、誰がどのような思いで、どのように作っているかを体験し、それを支える豊かな自然について考える機会となりました。 コメント 参加者 山本さん(お子さん2人と参加) 仕事の転勤で今年松崎町に移住し、今回はお声がけいただいて参加しました。子どもはもちろん、大人としても初めての自然体験を子どもと共有できる時間は、より良いものになりました。自分で刈った稲からできたお餅を食べることや、木の伐採から始まるお箸作りなどの普段身近に使っているものの材料がどこからきたのかを知ることができる貴重な体験でした。 子どもたちが様々なことに興味を持つためには小さい頃から自然に触れる体験が重要ではないかと思います。子どもは今回特に「きかくのがっこう」がよかったとのことです。 プロジェクトマネージャー ライフシフトプラットフォームメンバー 神健一 縁もゆかりもなかった松崎町に移住をして3年弱の間、その圧倒的に豊かな自然の中で今まで想像もできなかった素晴らしい経験をさせていただきました。本プロジェクトは、その経験を活かして地域活性のために何かできないかというところからスタートしました。子供だけでなく大人も交流を深め楽しむことができたプロジェクトになったと思います。すべてが手探りでしたが、運営としても色々な学びを得ることができ、企画に賛同いただいた様々な事業者の方ともつながることができました。今後もこの取り組みを発展的に続けていければと考えています。 きかくのがっこう 主催者 ライフシフトプラットフォームメンバー 山同真 「きかくのがっこう」は、未来を自ら切り拓くチカラを育む出張授業です。今回は「正解のない未来に自分ならではの解を創り出し、共感を得ていく体験」を、西伊豆松崎町の子どもたちと都会に住む子どもたちとが、初対面でどこまで協働できるか不安な中での実験でもありました。しかしそれは全くの杞憂。子どもたちのオープンさと頭の柔らかさに、数々の初体験と合わせてこちら大人たちの方が勉強になることばかりのアクティビティとなりました。 地域の新たな魅力開発に関するお問い合わせ NHでは、200名を超える個人事業主や法人代表として活躍するミドルシニアのプロフェッショナル人材が日本のみならず世界でその活躍の場を広げています。NHメンバーに向けた活動内容や場所に関するアンケートによると、活動場所は日本を含め世界14の国と地域、日本国内では45都道府県と、様々な場所でいろんなことにチャレンジしていることがわかりました。ミドルシニア世代のプロフェッショナル人材が、自治体とのコラボレーションにより地域の活性に取り組んでいきます。コラボ商品開発やビジネスプロデュースなどのお問い合わせは、以下のメールアドレスまでご連絡ください。 contact@newhorizoncollective.com