LSPメンバーと学生、有隣堂など全国5書店が一緒に“書店”のこれからを作る「みんなの書店」プロジェクト発足~2050年の書店をテーマに新しい書店のカタチを提案~

ニューホライズンコレクティブ合同会社(東京都代表:山口裕二・野澤友宏、以下NH)が提供する、人生 100 年時代のキャリア自律を支援する「ライフシフトプラットフォーム」(以下LSP)のメンバーを中心に、ミドルシニア世代+Z世代で「〇〇のこれからを作る!プロジェクト」〜これツク!〜を発足します。取り組みの1つとして、LSPのメンバーとIdentity Academyの学生と、全国5社の書店企業(今井書店、啓林堂書店、トップカルチャー/蔦屋書店、有隣堂、ニューコ・ワン)がタッグを組み、書店の「これから」をつくるプロジェクトを実施します。 ▼プレスリリース https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000032.000080370.html ミドルシニア世代+Z世代で「〇〇のこれからを作る!プロジェクト」~これツク!~プロジェクトとは ミドルシニア世代+Z世代で「〇〇のこれからを作る!プロジェクト」~これツク!~とは、Z世代とミドルシニアが協業して社会課題の解決を目指しこれからをつくるプロジェクトです。 本プロジェクトは、主体的に「出番」をつくり続けるミドルシニア日本版ライフシフト「ライフプレナー」を応援するLSPより誕生しました。 LSPのミドルシニアメンバーは、これまでにも地方創生や、新たなビジネスプロジェクトの開発など様々な課題と向き合ってきました。年齢差約30歳のZ世代と社会課題に一緒に向き合うことで、Z世代の柔軟な発想、ミドルシニアの培ってきたプロフェッショナルの力の掛け算により今までにない新しい発想が生まれ、社会にとってより良いビジネスを創出します。 全国の書店再興を目指す「みんなの書店」プロジェクト ■実施背景 現在、全国的に書店が減少しています。出版科学研究所によると、2003年に2万880件あった日本の総書店数は、2022年には1万1495件まで減少しました。こうした中で、経済産業省も書店は地域の文化拠点としての役割があるとして、書店振興のための部局横断のプロジェクトチームを発足するなど、国レベルでも対策が始まっています。 書店が存在感を増す環境作りとして、書店や出版業界のみならず、広く生活者が身のまわりの書籍や書店を考えるムーブメントを起こそうと、NHはLSP所属メンバーを中心に「みんなの書店」プロジェクトをスタートいたします。 「みんなの書店」プロジェクトでは、街の書店の課題解決のアイデアや事例を収納、書店が照会しやすいプラットフォームの構築を目指しています。全国の書店オーナーが持つ様々な課題に対して、生活者誰もが気軽に参加できる課題解決のプラットフォームを構築することで、書店の活性化を狙います。 第一弾アクション:「書店」の可能性の探索や、新たな価値創出に「Z世代」の若者が取り組む 「みんなの書店」の取り組みの第一弾では、Identity Academyの学生を起用し、若い世代の多様な視点から書店の抱える課題へのソリューションや新たなビジネスアイデアを構想します。全国から招いた5社の書店企業とZ世代との意見交換や交流を通じ、「2050年の書店」をテーマに各社への事業プレゼンテーションを実施します。 2ヶ月に及ぶ構想期間では、実際に学生が全国の書店に足を運び、現地でのフィールドワークや書店企業との意見交換も行う予定です。 今回学生がプレゼンした実施案は、プロジェクトに参画する書店企業で検討を行い、採択されたものは今秋以降を目処に実施していく予定です。 ■概要 ・プロジェクト名:みんなの書店 ・提案テーマ:2050年の書店 ・参加学生:Identity Academy学生 31人 ・主催:ライフシフトプラットフォーム ・今後のスケジュール  5月28日(火) プロジェクト発表 @New Horizon Collective合同会社銀座オフィス  6月3日(月)  書店経営者と学生によるビジョンの共有と交流 @New Horizon Collective合同会社銀座オフィス  6月13日(木)~7月22日(月) 構想期間 ※期間中全国書店等でのフィールドワークも実施予定 8月8日(木) 「2050年の書店」構想/事業アイデア発表 @Identity Academyスタジオ  ■第一弾アクション参加書店企業一覧 ※五十音順 ・株式会社今井書店 (本社:松江市) 代表取締役社長 舟木 徹 ・株式会社啓林堂書店(本社:大和郡山市) 代表取締役社長 林田 幸一 ・株式会社トップカルチャー(本社:新潟市) 代表取締役社長 清水 大輔 ・株式会社有隣堂(本社:横浜市) 代表取締役社長 松信 健太郎 ・ニューコ・ワン株式会社(本社:熊本市) 代表取締役社長 塩原礼貴 協力:株式会社三洋堂ホールディングス(本社:名古屋市) 取締役副社長 亀割 卓 ■「みんなの書店」プロジェクト今後の構想について  「みんなの書店」プロジェクトでは、最終的に生活者、全国の書店など誰もが気軽に参加して、全国の書店に向けたビジネスアイデアを提案できるプラットフォームの構築を目指しています。書店の規模に拘わらず参加できるビジネスコミュニティを形成することで、書店業界全体の活性化を狙いますこのプラットフォームは今秋を目処に開始予定で、今回学生が提案したアイデアも格納していく予定です。 関係者コメント ニューホライズンコレクティブ合同会社 山内龍介 Z世代といわれる現在の若者たちがミドルシニアになる2050年、「知のストックヤード」こと書店業態はどのような姿をしているでしょうか?それを構想することは、言い換えれば未来の私たちが人生を豊かにしてくれる情報や知とどのように遭遇し、どのようなメディアの形で身のまわりのどこに配備していくかをイメージすることだと言えます。 今回、高い発想力や機動力を持つZ世代によるアイディエーションと、施策の有効性や現実的感覚を持つ元電通のLSPメンバーによる企画の編集作業により、業界の常識や慣習にとらわれない自由なイノベーションを生み出せるのではないかと期待しています。 また、先進的な感覚をお持ちの全国の書店様の胸を借りる形で、実戦的なプレゼンテーションの機会を頂けることにも大変感謝しています。常に書店の進化形を模索している経営トップの目に果たして我々の思い描く2050年の書店像はどのように映るのか、今からとても楽しみです。 アイデンティティアカデミー 森山博暢 書店、本という普遍的な文化資産をこれからのZ世代はどのような形で残していくのか、いきたいのかを真剣に考える楽しみな企画です。このプロジェクトに携わる学生は選抜された多様性に富むコミュニティで、ただのアイディエーションやワークショップではなく、書店業界の社長やビジネス経験豊富なNHメンバーと社会実装していくところまでを目的として忖度なくとことん考えていきたいと思います。 株式会社啓林堂書店 林田幸一氏 物質的な豊かさよりむしろ精神的な豊かさを大切にする価値観へと移り変わる今こそ、読書や街に根付く書店の価値役割を見直すことに適していると考えています。ご参加の皆様とのプロジェクトを通した議論から、多様な気付きを得られることを心待ちにしております。 株式会社有隣堂 松信健太郎氏 プロジェクトへの参画は大変光栄なことです。 新世代の若者のアイデアは、書店が持つ無限の可能性を再発見し、業界全体を活性化させる新たな一歩となると確信しています。未来への橋渡しとなる事業アイデア構築を楽しみにしています。 Identity Academyとは 「実践で活躍できる人を育成する」という理念の下、実社会でリスクを取る講師陣が金融理論とデザイン思考を駆使して現実の社会課題を基に「意思決定力」を訓練するアカデミーです。 参加する学生は多様な個性とバックグランドを持つ視座の高さを重視して選抜され、半年弱に渡って無償で教育を提供しています。 ・詳細URL:https://www.identity-academy.jp/