2025.05.09

3月「アサデミー読書会」  【戦国武将に学ぶ、プロジェクトマネージャーの歩み】 岡田壮祐さん

【開催内容】 ・日 時:3月26日(水)8:30~9:30 ・テーマ:『戦国武将に学ぶ、プロジェクトマネージャーの歩み』 ・話し手:岡田壮祐さん(4期生) ・紹介された本:

【プロジェクトマネージャーが本から学んできたこと】 JCOMのシステム部門でプロジェクトマネージャーをいくつも歴任してきた岡田さんは、プロジェクトは、その都度毎回異なった成果物を目標に定めて、その都度違ったチーム編成で、遂行、そのチームメンバーには、様々なタイプの人間がいて、それぞれの役割を遂行してもらうかに苦心をしてきたが、そこに仕事の醍醐味を感じていたそうです。岡田さんが、少年時代から読み漁ってきた歴史小説では、そこで活躍する戦国武将たちから、自分では気が付かないうちに、プロジェクトマネージャーとして重要な役割である「人を活かして大事業を成し遂げること」を学んでいました。 【プロジェクトマネージャーとして影響を受けた本】 ●『国盗り物語』 司馬遼太郎著~戦国武将から学ぶきっかけとなった本 少年時代に視たNHK大河ドラマ「国盗り物語」をきっかけとして、歴史小説に深く親しむようになった岡田さん。主人公である斎藤道三が、一介の商人から一国を奪いとるという壮大なプロジェクトを1つづつ確実にこなし、その意志を受け継いで、尾張の小国から、天下統一を目指した織田信長、ともに、壮大なプロジェクトのリーダーであり、様々に発生するリスク事象を着実性と幸運に恵まれ成功に導く姿に魅了されました。社会人となり、プロジェクトマネージャーとして活躍する中で、大きな影響を与えてくれた1冊。 ●『人を動かす』 デール・カーネギー著~大学生時代に出会い、「人を動かす」ことを学んだ本 アルバイト先の社長から薦められた本。人間は、怒ったり、命令したり、懇願したりでは人は心から動いてくれていない。動機付けされて動く人は自立的に行動できる人となり、貴重なメンバーとなることを学びました。 ●『SEプロジェクト 成功の鍵』 佐藤真、牧野勝著~プロジェクトだけでなく、良好な人間関係の構築まで教えてくれた本 たった一つの失敗がプロジェクト全体に影響を及ぼし得るか、失敗を未然に防ぐための計画とコミュニケーションの重要性が繰り返し述べられており、プロジェクトチーム内外のステークホルダーとの信頼関係の構築が不可欠であるとして、有効なコミュニケーション手段と戦略を駆使し、情報の共有と透明性を確保することで、チームの効率と士気を引き上げる方法を学びました。 【参加したメンバーからのコメント】 ・中小企業のコンサルをしている中で、参考になりそうな本が多かった。 ・自分とは関係ないだろうと思っていた領域の本(『SEプロジェクト成功の鍵』)が、良好な「人間関係」を構築するための指南書になりそうな内容なので、読んでみたい。 ・今回の読書会が、自分が詳しくないシステム領域について学ぶ機会となり、LSPメンバーの多彩ぶりを再認識出来た。プロジェクトマネージャーは、AIにはとって変われないものだと痛感した。

岡田壮祐さんのプロフィール 1987年、日本アイ・ビー・エム株式会社入社後、3年目に製造業向け生産管理システムパッケージの企画・開発を完遂。その後、通信販売会社、旅行会社における大規模な顧客管理を含むシステム全面刷新プロジェクトをプロジェクトマネージャー、アプリケーションアーキテクトとしてリード。2006年、JCOM株式会社入社、情報システム本部長、執行役員副部門長を歴任、現在は部門長付トラブルプロジェクトの立て直し、大規模基幹システムの刷新、DX推進チームやサイバーセキュリティチームの立ち上げと実践、IT人財育成、社内大学講師を担当。LSPには2024年から参加(4期生)。

    • 学び - アカデミー

    LSPオープンアカデミー「“人事ナウ”を知る~従業員のキャリア開発における人事の今すべきこと~」第二部③・聴講レポート

    • 学び - アカデミー

    LSPオープンアカデミー「“人事ナウ”を知る~従業員のキャリア開発における人事の今すべきこと~」第二部②・聴講レポート

    • 学び - アカデミー

    LSPオープンアカデミー「“人事ナウ”を知る~従業員のキャリア開発における人事の今すべきこと~」第二部①・聴講レポート