【LSAサービスのアウトラインフロー】
2024.12.11
一人でも多くのミドルシニアがライフシフトを叶えいつまでも元気に社会参加できるために
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人生100年時代におけるミドルシニア人材の多様な価値発揮による活躍を支援するライフシフトプラットフォームでは、「ミドルシニアエイジクライシス」という社会課題解決の一手法としてライフシフトを実践したい人材をサポートするための新たなサービスとなる「ライフシフトアドバイザリー」サービスを開始しました。 「ライフシフトアドバイザリー」サービスは、ライフシフトプラットフォームに参加して、実際にライフシフトを実践し、かつキャリアコンサルタント等の資格を有するプロフェッショナル人財が専任で3か月間全6回のオンライン形式での1on1セッションを行い、ミドルシニアの方々が、自身を振り返り(過去)、自身の価値(無形資本)を棚卸し(現在)、自身で前向きに踏み出す(未来)ための支援を行うというプログラムです。
ライフシフトアドバイザーの一人である石村直美さんは、松下電器産業株式会社(現パナソニック㈱)に入社以来、スタッフ部門、人事部門、キャリア支援部門に所属し、「人」に関わる仕事を生業としてきました。現在は、副業で休日にヨガインストラクターとして地域の方々の健康を支えています。国家資格キャリアコンサルティング技能士2級を保有する石村さんは、人生100年時代を迎え、従来の『学校・仕事・老後』の3ステージから、選択肢豊かな『マルチステージ』へと生き方が変化している中で、一人ひとりに合ったライフシフトに関わるサポートをしていきたいと考えています。 多くの方のキャリアに寄り添ってきた経験から、モヤモヤとした見えない不安を抱えている方が多いと実感しています。そのため、そうした不安を言語化することで具体的な不安にし、新たな一歩を踏み出せる機会を提供したいと考えています。人生はキャリアプラン、マネープラン、ワークライフバランスなど、さまざまな要素が絡み合っているため、テーマを一つに絞るのではなく、幅広いテーマで対話を重ねることが、人生を豊かにするための最良の選択につながると語ります。 「人生100年時代には、年代ごとに異なる役割があります。今の自分がどの役割を演じたいかを考えながら、ライフシフトを楽しんでいます」と話す石村さんは、ライフシフトアドバイザーとして、相談者の人生の伴走者となれるよう、適切な距離感で見守り、時には背中を押す存在でありたいと思い、この「ライフシフトアドバイザリー」サービスに参画しています。
同じくライフシフトアドバイザーの一人である田中信敬さんは、株式会社電通での34年間の勤務を経てライフシフトプラットフォームに参加しました。電通時代は31年間に渡りビジネスプロデュース局に所属し、ビジネスプロデューサーとして様々な業界のクライアント課題に対応した経験が現在の仕事にも役立っています。電通の働き方改革のタイミングで人事にジョブチェンジし在職中に国家資格キャリアコンサルタントを取得。独立後はキャリアコンサルタントとして活動しています。キャリアコンサルタントであると共に自身もライフシフトを実践している立場から、単なるキャリアコンサルティング技法にとどまらず、より現実的なキャリア課題の共有や自身の経験に立脚したアドバイス、そしてライフシフトプラットフォームが蓄積してきたミドルシニアのライフシフト知見等々を強みとして様々なキャリア課題に直面するミドルシニアの方々と向き合っていきたいと考えています。 田中さんは転職や独立、介護等々既にライフシフトへの具体的な構想を持つ人のみならず、現在や未来のキャリアに関して漠然とした不安や何となく居心地の悪さや物足りなさを感じているような人にも「社会における自分の役割」といった広義でのキャリアについて気軽にライフシフトアドバイザーを活用してほしいと語ります。 人生をキャンディーに例え、1粒目が学生時代、2粒目が電通時代としたら、3粒も4粒も色々な味を楽しみたいという思いから自身もライフシフトに踏み切った田中さんは、キャリアコンサルタントに加えてガレット職人(ガレットやクレープを焼く職人)のディプロマも取得するなどキャリアの幅を広げています。ライフシフトにおいて心がけることとして、小休止を意図的に設けることの大切さを唱えます。また、実体験も交えて、ライフシフトにより立場が変わるに際には会社員時代の価値観や思考回路をそのまま持ち込むことがハレーションを生みかねないことにも注意を払う必要があると感じています。
現在の日本の人口は、52歳の206万人を頂点に前後5歳の約1,900万人がボリュームゾーンである一方、20歳の人口は116万人、出生数は77万人であり、2030年頃からは急速に人口減少が進みます。このような中、団塊ジュニアと呼ばれる方々の活躍がDX・女性・外国人と並んだ日本経済の成長とイノベーションに欠かせません。一方官僚型組織や日本型雇用慣行が相まって、構造的にミドルシニアの活躍を阻む「大きな壁」があることも事実です。政府がリスキリング・労働力移動等の取り組みを加速させようとしている中、ライフシフトプラットフォームもミドルシニアのプラットフォーマーの先駆者として「内面から気づき(マインドセット)」を提供し、人生100年時代を「イキイキ」と「幸せ」に歩む仲間を増やすことを目指して人事・労務に知見を有するグループメンバーが中心となってこのサービスを開発しました。 「未来に不安や焦りを感じている」「未来に挑戦したい」等の課題解決ソリューションとしてアドバイザーたちは新しい価値を創造していきます。
<ライフシフトアドバイザー プロフィール> 石村直美 松下電器産業株式会社(現パナソニック㈱)入社以来、スタッフ部門、人事部門、キャリア支援部門に所属し、「人」に関わる仕事に携わると共に、休日はヨガインストラクターとして地域の方々の健康を支えています 田中信敬 新卒で(株)電通入社後、31年間ビジネスプロデュース職に従事。53歳の時に、働き方改革のタイミングで思い切って人事職にジョブチェンジ。人事領域を学び経験しながら国家資格キャリアコンサルタントを取得し独立。現在はキャリアコンサルタントとして自らもライフシフトを実践中。 保有資格:国家資格キャリアコンサルタント/日本証券アナリスト協会認定アナリスト
ライター河合洋一